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しかしそれでも

いつ、何処で暮らしていても「ここが自分の町」という気がしない。

購入したり借りたりしている部屋や家は、「自分の家」感がすごいのに

土地となると、何だかフワフワしていて、どうにも旅人気分だ。

地に根差していないというか。

 

で、ネットで買い物すると時々緩衝材代わりに

新聞紙や広告が使われていることがあって、それを眺めるのが大好きです。

 

新聞が地方版だったりすると、それはもう大当たりを引いたような

嬉しい気持ちになって、長々と隅から隅まで読みこんでしまう。

広告も、地域にあるローカルなスーパーのものだったりすると本当に嬉しい。

 

今日届いた荷物にも、遠く離れた土地の地域密着型小売店の広告が詰め物として使われていた。

 

我が町で生産された野菜が78円で売られていて

おいおい全く同じものが近所の大手スーパーでは126円で売られているぞ。

どういうことだ何だかワクワクするじゃないか。

 

その店は商品の多くが近所の店より数十円、すごいのは百円近く安い値をつけている。

なのにまだタイムセールとかやってる。

しかも店内手作りのお惣菜の品数がやたら多い。

 

なんだか、ほんのりとうらやましい気分になって、

その地域の賃貸物件の相場やら何やらを検索してしまう。

 

引っ越すつもりなど、当然ながら毛の先ほどもないのに(笑)

 

へー、落ち着いた感じの町だなあ。

あ、近くに古本屋さんもあるし、良さそうな古道具の店がある。

最上階で角部屋でペット可!

ちょっと高いけど、まあこんなもんだよね、ここならいいなあ。

等々。

 

繰り返しになるが、引っ越すつもりは毛頭ない。

 

あ、でもこのスーパー、閉店時間がちょっと早すぎない?

これじゃ仕事帰りに寄れん。

 

ここまできて、やっと我に返った。

何をやっとるんだ私は(笑)

 

完全に、このスーパーのある町の住人になってた。

いつも拭えないフワフワした旅人感がこういう時にこういう事をさせる。

 

でもまあ、私はずっとこんな感じでいくんだろう。

どこにいても、一緒。

どこに住んでいても、なんだか他所の人。

 

こんなもんで良い気もする。